Vintage Life vol.3

築120年、6代にわたり住み継がれる家。快適で健康的に暮らせる家に。

茅葺屋根の時代から数えること4回目となる今回の改修。

その土地やお住まいとの結びつきが、何世代もの永きにわたることも少なくない、というのが、私たち『ヴィンテージ木ここち』のお客様の特徴のひとつ。今回ご紹介させていただくM様ご一家もまた、そんなご家族ならではのエピソードを語ってくださいました。
現在のご家族構成は、ご主人・娘様ご夫婦・お孫様おふたりの5人家族。この地で今も農業を営むご主人は4代目、お孫さんの代で実に6代目。「もともとは茅葺屋根の家でした。私が歳くらいの時でしょうか、昭和 年ごろに瓦屋根に変えたのが最初の改修のはずです」と語るご主人。その後、家の1/3を占めていた土間を板の間に変えたり、台所を新しくしたりなどのリフォームを経て、今回の大規模な改修は4回目とのことです。

世代の違いを調整してくれたプランナーとの出会い。

リノベーションのきっかけとなったのは、母屋でご主人と同居されていたご両親・奥様が相次いでお亡くなりになってしまったこと。
「結婚してから敷地内の離れに住んでいたのですが、母家で父がひとりになってしまったタイミングで、同居することにしました。ただ私たち夫婦が子どもたちといっしょに暮らすとなると、古い分、いろいろと不便なことも多い家だったので」と娘様。ご主人も「自分も歳を取りましたし、今までのようにはなかなか暮らせないだろうな、我を通してばかりというわけにはいかないだろうなと(苦笑)」とその時の心境を振り返ってくださいます。

8帖と10帖だったふたつの和室は、30帖超えの開放的なLDKへ。
8帖と10帖だったふたつの和室は、30帖超えの開放的なLDKへ。

『ヴィンテージ木ここち』を選んだ理由について

「実は、いろいろなメーカーさんをくまなく見てまわったわけではなくて(笑)、たまたま親戚の家の近くで、『ヴィンテージ木ここち』でリノベーションをしたお宅があったんです。家のつくりがすごく似ているから、見学会に行ってみたら?とチラシを持ってきてくれたのが、直接のきっかけですね。そこで父にも声をかけて、いっしょに出かけました」と娘様。「ただ担当のプランナーさんの話が、私たち夫婦はもちろん、父にも、とても響いたといいますか。ご自身のご実家もウチと同じ農家で、ご両親の農家住宅をリノベーションした話をしてくださって。それで父は心を開いたようなんです」ご主人も「知り合いに大工仲間もたくさんいますし、そちらに頼もうかと思っていた部分もあるんですが、年齢的にもなかなか難しい。なにより『ヴィンテージ木ここち』さんの建物をいくつか見せていただいて、丁寧な仕事ぶりに信頼できる、と思ったのが大きかったです」と語ります。

リビングを見渡す広々とした対面キッチン。
リビングを見渡す広々とした対面キッチン。

父のこだわりと娘のこだわり。果たして両立はできたのか。

しかし、リノベーションすると決めたものの、ご主人と娘様のイメージには大きな隔たりがありました。
「父は基本的には間取りは変えず、昔のままに残しておくつもりだったようです。個室も作る考えはなかったみたい。だけど、私たちとしては、プライベートな空間がないのはちょっとしんどい、と思っていました」と語る娘様。「そんな時、プランナーさんが提案してくれたのが、いちばん日当たりのいい場所に家族みんなが集まるリビングを設けるプラン。これは目からウロコでした。そればかりか、デザインのアクセントとして、ところどころに書院格子や欄間を残してくださって。かつての住まいの思い出が残ったことで、父も納得してくれたのかな、と思います(笑)」。

限られた職人しかできない伝統技術を駆使し、長屋門も改修。
必要な箇所は補修して、歴史ある外観は崩さず維持。

リビングの開放感と室内の暖かさに大満足。

さて、その出来上がりについてですが、「断然、暮らしやすくなりました!断熱材も入れてもらったので、暑さ寒さも軽減されています。以前の家はとっても寒くて。父も歳を取って寒さに弱くなってきたので、健康面でも安心ですね。漆喰も調湿効果を発揮しているように思います。梅雨時期(取材時6月)でもジメジメすることはありませんし」と大満足の娘様。ママ友仲間が集まれる場所ができたこともうれしい、とのことでした。
ご主人からも「いろいろな建築関係の業者さんにも知り合いは多いんですが、『ヴィンテージ木ここち』の大工さんは、ほんとうに丁寧な仕事をしてくれたと思いますね」とお褒めのお言葉をいただきました。
またこれからリノベーションを考えている方へのアドバイスをうかがったところ、「古いから、という理由だけで、すぐに壊して建て替えるというのではなく、昔の家でもいい家は維持してほしいですね。今の家の耐用年数は 年くらいなんでしょうか。しっかりと造られた昔の家を改修することで、もっと長く保たせることだってできると思うんですよ」とご主人。それはまさに、私たち『ヴィンテージ木ここち』がめざす、これからの住まいのひとつのあり方でもあるのです。

BEFORE

築120年の伝統工法で建てられた平屋の古民家。その時代時代に合わせて手を入れながら、大切に住み継いできた掛け替えのない家族の場所が、4度目の改修で鮮やかに生まれ変わります。
築120年の伝統工法で建てられた平屋の古民家。その時代時代に合わせて手を入れながら、大切に住み継いできた掛け替えのない家族の場所が、4度目の改修で鮮やかに生まれ変わります。
さらに放置されたまま壊れかけていた長屋門も、この機会に大規模な修繕に着工。まさに子孫へ受け継がれるであろう姿を取り戻しました。
さらに放置されたまま壊れかけていた長屋門も、この機会に大規模な修繕に着工。まさに子孫へ受け継がれるであろう姿を取り戻しました。
床の間と書院格子を玄関ホール先の廊下に移設。高級旅館のような佇まいに。
8帖と10帖だったふたつの和室は、30帖超えの開放的なLDKへ。
リビングを見渡す広々とした対面キッチン。
限られた職人しかできない伝統技術を駆使し、長屋門も改修。
必要な箇所は補修して、歴史ある外観は崩さず維持。

故き良き住まいを、現代に。そして未来に。『ヴィンテージ木ここち』が実現します。

大切な思い出が詰まった家に住み続けたい、持続可能な社会に貢献したいといったニーズに応えるのが「住宅再生」、つまり「リノベーション」。古くなった住宅を取り壊すのではなく、新たな工夫を加えて蘇らせること。そして、時を経ることで生まれる美しさを愛しみながら暮らすこと。それはきっと、本物の価値がわかる世代に向けた、贅沢な住まいになるはずです。

「古民家・空き家活用の可能性を追求し、社会のマインドを変え、お客様の心と暮らしを豊かにし続ける」こと。それが、私たち『ヴィンテージ木ここち』のミッションです。

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