Vintage Life vol.4

建て替えではなく、「再生」にこだわった築 144年の日本家屋。

はじまりは5年ほど前。偶然目にした新聞記事から。

何代もの永きにわたって、一つ処に住まわれている方々ほど、その住まいへの想いは深いもの。ただ単に、「老朽化したから」「不便なことが多いから」という理由や理屈だけで、すぐさま新築の家に建て替えようと決断できないお気持ちは、想像に難くありません。
今回ご紹介するお客様もまた、そんな思いを抱えていらっしゃったご家族。5年ほど前の新聞で見た「古民家を守る会」の記事を切り抜いて、ずっと保管していたと語るのは、四街道市にお住まいのS様ご夫妻です。お父様の代までこの地で永く農業を営んでこられ、奥様で11代目を数えるお家柄。そのお住まいは、昔ながらの技法で明治9年に建てられた築144年の日本家屋です。「いくつかの業者はもちろん、知人からも建て替えを勧められていたんですが、どうしても踏み切れなくて」と奥様が語ります。

積み重ねてきた会話で 、築きあげられた信頼。

建て替えではなく、建物を残す形は譲れないという想いで、大手メーカー含めて数社に問い合わせをしていた時のこと。「我が家は、基礎の石場建てなど伝統工法で建てられているんですけれども、その再生となると、やはり基礎や耐震が心配でした。安全を第一に、そして家全体を綺麗にしてほしい。かと言って予算もあるし…と長い間悩んでいました。それで、以前に切り抜いた新聞記事のことを思い出しまして、記事に載っていた『ヴィンテージ木ここち』に電話してみたのです」と奥様。

「担当してくださったプランナーさんがとてもお若くて。古民家の改修というと、ご年配の方がいらっしゃるかと思っていたので、また心配になってしまったんです(笑)。ですが、石場建てのことを相談したら、すごく丁寧に調べて回答してくださったり、会っていくうちに、私たちの想いを真剣に受け止めてくれる方なんだなと、少しずつ信頼できるようになりましたね」と笑顔で振り返ってくださいました。ご主人も「プランナーさんのご実家も、『ヴィンテージ木ここち』でリノベーションしたとのことで、お宅を見せていただいたんですが、やはりいいところをしっかり残してあって、『これなら大丈夫だ』と安心することができました」と語ってくださいました。

玄関ホールとLDKを繋ぐ和室。
玄関ホールとLDKを繋ぐ和室。

30年後・50年後を考えても 大満足の仕上がりです。

リノベーションにあたってあがったのは「旧い家では冠婚葬祭のために南側を空けておいたり、食べ物が腐らないようにと台所が北側だったので寒かったんです。なので新しい家では、いつもいるリビングダイニングをいちばん日当たりのいい南側にしたい」という奥様のご希望と、「何度か天井に上がった時に目にした、立派な柱梁を見せて古民家らしい造りをしっかり表に出したい」というご主人のご希望でした。その出来栄えについては「最高です!室内の動線もすごく便利になりました。120点満点です(笑)!」と奥様も大絶賛。ご主人からも「ペアガラスにしたことで、高速道路の騒音や風で窓がガタガタ音がすることもなくなりましたね」とお褒めの言葉を頂戴しました。さらに奥様は「正直、どこのお家を見ても自分の家がいちばんと思ってしまいます(笑)。新築したら、これだけのものはとても建てられませんし、リノベーションして本当に良かったです。今新築されたお家と30年後、50年後を比較しても、こちらの家が長持ちするだろうと思えるくらい」と、とにかく大満足のご様子。

お気に入りの庭の景観も楽しめる、明るく広々としたキッチン。

カフェに行くなら我が家に来て!って感じ。

なかでもお気に入りの場所は?との質問には、「古い戸をニッチの背面に利用したり、廊下の床を広縁の天井に使ったりと、思い出を残してくださったのが本当にうれしかったです。リビングからの眺めが良いのも気に入っています。特に紫陽花の時期はとっても綺麗。カフェに行くより我が家に来て!という感じです。お友達を呼ぶのも楽しみの一つになりました。近くに住む娘も、自分の友達を自宅ではなく、こっちに呼んでお茶をしていますよ(笑)」という奥様。ご主人も「白い漆喰と濃い色の古材とのコントラストも気に入っています。孫が柱に上ったりするけど、元々古くて傷があるから全然気になりません。むしろ思い出になりますよ。オリジナルの無垢の床材も皆さん褒めてくれます。風合いが素敵で、古材とよく合ってますよね」と満面の笑みで語ります。
最後に、これからリフォームをする方に向けては、「迷っているなら、急いで!と。私は体力のあるうちにリノベーションをして良かったです。。改修するための片付けや断捨離は本当に体力を使いますから、もっと遅かったらと考えると…。快適な生活は少しでも長く送れる方がいいですよね」と奥様。ご主人からは「業者さんを頼むなら『ヴィンテージ木ここち』を選んでください!」と熱烈かつありがたいお言葉まで賜ってしまいました。

BEFORE

築144年を誇る、伝統工法で建てられた平屋の古民家。40年ほど前に、外にあった風呂を室内に設けるなど、これまでにも何度かリフォームは行われてきたものの、家全体での動線という点は改善されることはありませんでした。
築144年を誇る、伝統工法で建てられた平屋の古民家。40年ほど前に、外にあった風呂を室内に設けるなど、これまでにも何度かリフォームは行われてきたものの、家全体での動線という点は改善されることはありませんでした。
酷くなってきた雨漏り対策も兼ねて、今回のリノベーションでは大胆に刷新を図っています。
酷くなってきた雨漏り対策も兼ねて、今回のリノベーションでは大胆に刷新を図っています。
南側に面して大きな開口を備える開放的なLDK。
玄関ホールとLDKを繋ぐ和室。
お気に入りの庭の景観も楽しめる、明るく広々としたキッチン。
玄関ホールのニッチには古い戸板を流用。
新たに焼杉張りを施したモダンな外観。

故き良き住まいを、現代に。そして未来に。『ヴィンテージ木ここち』が実現します。

大切な思い出が詰まった家に住み続けたい、持続可能な社会に貢献したいといったニーズに応えるのが「住宅再生」、つまり「リノベーション」。古くなった住宅を取り壊すのではなく、新たな工夫を加えて蘇らせること。そして、時を経ることで生まれる美しさを愛しみながら暮らすこと。それはきっと、本物の価値がわかる世代に向けた、贅沢な住まいになるはずです。

「古民家・空き家活用の可能性を追求し、社会のマインドを変え、お客様の心と暮らしを豊かにし続ける」こと。それが、私たち『ヴィンテージ木ここち』のミッションです。

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