Vintage Life vol.5

「旧いものを大切にしたい」そんな家族の想いが叶った築90年超の家

リノベーションを決めた三つの理由。

その起源は室町時代にまでさかのぼるといわれている、安産と子育てを祈願する祭り「下総三山の七年祭」。千葉県の無形民俗文化財にも指定されている、この由緒ある祭事を司る二宮神社の程近く。
江戸時代から農家を営んでいるO様ご一家は、今もこの地で三世代で暮らしています。
リノベーションした当時で築87年だったという母屋は、大正時代末期もしくは省はの初め頃に建てられたということ。老朽化した建物をどうしようか、ということで悩んでいたご主人と奥様でしたが、この家を残そうという結論に至ったのには、いくつかの理由がありました。
「仙台から、近隣の雑木林から切り出した木材を馬車で運んで建てた家だと聞いていたので、残さないのはもったいないなあと思っていたんです」と語るのはご主人。「さらに、私は古い人間なんで、新築よりも古いものが好きでで大切にしたいし、妻の実家を私の代で壊すわけにはいかない、とも思いましたしね」とさまざまな気持ちが動いたと語ります。

2年越しの答えとなった斬新なプランニング。

しかし、リノベーションという方針は決まったものの、事態はそう簡単には運ばなかったとご主人が当時を振り返ります。「はじめに大手メーカーやリフォーム会社と打ち合わせをしていたんですが、どこも先方のプランありきで融通が効かず、自分たちの希望がまったく通らなかったんです。結局2年ほどやり取りしてキャンセル料まで払うことに。もう露頭に迷うという感じでしたよ」。そんな時にネット検索で見つけたのが『ヴィンテージ木ここち』だったとのこと。「もう背に腹はかえられない、くらいの心境で(笑)、津田沼のモデルハウスに出かけたんですが、そこがまさに古民家で立派にできていて、これなら信用できると。対応してくれた営業の女性スタッフもとてもよかったし」とそこからは一気に物事が進みはじめます。
プランについてご主人は「私はディテールへのこだわりというより、何よりこの家をこのまま保存したいというのが一番で。基本的にはプランナーに一任しました。そこに、斬新でセンスのいいプランがすぐに出てきたので、これならいいと」。奥様も「神棚仏壇がある和室のところは極力手を加えず、そのまま残してほしいという希望を叶えていただけてよかったです。他にも昔からあったものをいろいろ利用してくださったので、ただ新しいだけじゃなくて、思い出をいっぱい残してもらえたというのがすごくうれしいですね」とにこやかに語ります。

面影は残しながらも明るく生まれ変わった廊下。
面影は残しながらも明るく生まれ変わった廊下。
代々の肖像や仏壇がある和室の雰囲気も一新。
代々の肖像や仏壇がある和室の雰囲気も一新。

悪いところは何もない、住み心地は百点満点です。

さて、現在同居なさっている息子さんご夫婦にも、このリノベーションされた母家の印象をうかがってみました。まずは息子さんから「できあがった時は以前と全然違っていて、びっくりしました(笑)。きれいになったので驚きましたけど、旧いものが残った方がいいとは思っていたので、よかったです」とのコメント。お嫁さんも「玄関がとにかく素敵。デザインがすごいです」とその仕上がりにびっくりしているご様子です。実際の住み心地についても、「悪いところは何もない。百点満点。家に帰ってくるたびに、自分がこんな家に住んでるなんて、といまだに思いますね」と息子さん。「リビングもダイニングも日当たりがよくて、昼間は照明をつけなくても過ごせるのがいいです。断熱材を入れてもらったので、冬は暖かく夏は涼しく快適に過ごせています。ハイハイしている赤ちゃんも自由に家中動いているんですが、安心して見ていられます。平家のお家は子育てに向いていると思いますね」と大満足のお嫁さんを見て、奥様も「気に入ってもらえてよかった(笑)」とご満悦です。

玄関を入ってすぐに設けた階段の先には、太い梁が存在感を主張するロフトを新たに設置。
玄関を入ってすぐに設けた階段の先には、太い梁が存在感を主張するロフトを新たに設置。

母家の仕上がりは大満足、別棟もお願いしました

最後に、これからリノベーションを検討している方へのアドバイスをうかがうと、「『ヴィンテージ木ここち』さんは、こうして欲しいということを伝えたら、聞き入れてくれる会社。希望はちゃんと言った方が住む時にも納得できていいと思います。なので、ウチもあれもこれもいろいろお願いしたんだけど、しっかりと応えていただいて。私たちも息子夫婦も、とっても感謝しています」と奥様。ご主人も「他社と2年打ち合わせを続けてうまくいかず、言ってみたら「背水の陣」でお願いしたわけだけど、最後まで諦めずにいてよかった。諦めちゃダメだ、と今回教えられたよ、ほんとに(笑)。最終的には、人だよね。モノやカネじゃなくて、人柄。この人なら信用できる、任せられるっていう信頼関係だね」と笑顔で語ってくださいました。奥様も「中でもうれしかったのは、プランナーさんと大工さんがサプライズで、思い入れの強かった床柱を、勝手口の目隠しに再利用してくださったことですね」と施工当時を思い起こしてくださいました。
さらに奥様から「実は、母家をお願いしてとてもよかったので、別棟もお願いしたところなんですよ」とうれしいお言葉を頂戴しました。おかげさまでこれからもO様ご一家とは、永いおつきあいになりそうです。

BEFORE

大正初期もしくは昭和初期に伝統工法で建てられた平屋の古民家。今回のリノベーションでは、開口部に設置した高性能サッシをはじめ、キッチン・トイレ・バスルーム等の水回りなど、
大正初期もしくは昭和初期に伝統工法で建てられた平屋の古民家。今回のリノベーションでは、開口部に設置した高性能サッシをはじめ、キッチン・トイレ・バスルーム等の水回りなど、
最新のアイテムで日常での快適性を担保しつつ、仏間などの佇まいは往時のままにすることで、ご家族の住まいへの想いをリスペクトしています。
最新のアイテムで日常での快適性を担保しつつ、仏間などの佇まいは往時のままにすることで、ご家族の住まいへの想いをリスペクトしています。
古民家独特の高い天井高が開放感を演出するリビングダイニング。
面影は残しながらも明るく生まれ変わった廊下。
代々の肖像や仏壇がある和室の雰囲気も一新。
庭に面した外観は昔のままの印象。
玄関を入ってすぐに設けた階段の先には、太い梁が存在感を主張するロフトを新たに設置。

故き良き住まいを、現代に。そして未来に。『ヴィンテージ木ここち』が実現します。

大切な思い出が詰まった家に住み続けたい、持続可能な社会に貢献したいといったニーズに応えるのが「住宅再生」、つまり「リノベーション」。古くなった住宅を取り壊すのではなく、新たな工夫を加えて蘇らせること。そして、時を経ることで生まれる美しさを愛しみながら暮らすこと。それはきっと、本物の価値がわかる世代に向けた、贅沢な住まいになるはずです。

「古民家・空き家活用の可能性を追求し、社会のマインドを変え、お客様の心と暮らしを豊かにし続ける」こと。それが、私たち『ヴィンテージ木ここち』のミッションです。

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